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免疫性血小板減少症にエフガルチギモド、血小板数改善を維持

2023年10月26日  Lancet

治療歴のある慢性の原発性免疫性血小板減少症患者131例を対象に、エフガルチギモドの有効性および安全性を第III相無作為化比較試験で検討(ADVANCE IV試験)。被験者は最初の4週にエフガルチギモドまたはプラセボの投与を、その後は血小板数に基づいたスケジュールで投与を受けた。主要評価項目は過去6週のうち4週以上での血小板数50×109個/L以上持続とする血小板数の改善と維持とした。 その結果、主要評価項目達成率はエフガルチギモド群22%、プラセボ群5%だった(調整後差16%、95%CI 2.6-26.4、P=0.032)。疾患制御週数の中央値はエフガルチギモド群2.0週、プラセボ群0.0週だった(P=0.0009)。エフガルチギモドの忍容性は良好で、ほとんどの有害事象重症度は軽度ないし中等度だった。頻度の高い有害事象は頭痛(エフガルチギモド群16%、プラセボ群13%)、血尿(同16%、16%)、点状出血(同15%、27%)だった。...