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心臓以外の入院中にAF新規発症患者3割が1年以内に再発

2023年10月28日  Annals of Internal Medicine

心臓以外の手術または内科疾患で入院中に新規の一過性心房細動(AF)が認められた患者139例(平均年齢71歳、CHA2DS2-VASc平均スコア3.0、男性59%)を対象に、AF再発リスクをコホート研究で検討。年齢、性別をマッチさせたAF歴のない同じ病棟の患者139例(対照群)と比較した。主要評価項目は、12カ月時点のモニターまたは日常診療での12誘導心電図で検出された30秒以上持続するAFとした。 その結果、1年時点のAF再発率は、一過性AF群が33.1%(95%CI 25.3-40.9)、対照群が5.0%(同1.4-8.7)だった。ECGモニター装着数およびベースラインの臨床的な違いを調整した調整後相対リスクは6.6(同3.2-13.7)だった。対象の入院期間中、電気的または薬理学的除細動を受けた患者(40例)とマッチさせた対照例を除外し、パッチ型ECGモニターによって検出されたAFイベントに制限したところ、再発率は一過性AF群が32.3%(同23.1-41.5)、対照群が3.0%(同0-6.4%)だった。...