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アドヒランス良好なCPAPはMACCEリスク低下

2023年10月30日  Journal of the American Medical Association

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)と心血管疾患を合併する成人を対象に、OSAの持続的気道陽圧(CPAP)が心血管疾患二次予防に及ぼす効果を無作為化比較試験のメタ解析で検討。個別被験者データ(IPD)のメタ解析を実施し、CPAP治療が主要心脳血管イベント(MACCE)再発リスクに及ぼす影響を混合効果Cox回帰モデルを用いて推定した。 その結果、4186例のデータを評価し(男性82.1%、平均BMI 28.9、平均61.2歳、平均無呼吸低呼吸指数31.2回/時間、高血圧71%、平均追跡期間3.25年)、そのうち50.1%がCPAP治療を実施し(平均アドヒアランス3.1時間/日)、49.9%は実施していなかった(通常治療)。主要評価項目の初回MACCEは、CPAP群と非CPAP群で同程度だった(ハザード比1.01、95%CI 0.87-1.17)。ただし、周辺構造モデルによるオントリートメント解析で、CPAPの良好なアドヒアランス(4時間/日)に関連してMACCEリスクが低下していた(同0.69、0.52-0.92)。...