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補体C3阻害薬を硝子体に注入、症例シリーズで検討

2023年10月30日  JAMA Ophthalmology

非滲出型加齢黄斑変性に伴う地図状萎縮を呈する患者55例(平均年齢83.8歳、女性60%、注入総回数62回)を対象に、補体C3阻害薬ペグセタコプラン0.1mL硝子体注入による合併症を症例シリーズで検討。患者の診療記録を後ろ向きにレビューし、McKesson 1-mLルアーロックシリンジを用いた硝子体注入後、硝子体腔でのシリコーンオイルと推定される液滴の有無を評価した。 その結果、注入2-4週後、16例(29%、平均年齢83.8歳、女性56%)の硝子体内にシリコーンと推定される液滴が認められた。この16例のうち14例(88%)では、新たに持続する飛蚊症の症状が認められた。2例(13%)は無症状だった。16例ではいずれも炎症や感染の徴候、眼圧上昇、視力変化は認められなかった。...