1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 妊娠糖尿病にメトホルミン早期治療の有効性は

妊娠糖尿病にメトホルミン早期治療の有効性は

2023年11月2日  Journal of the American Medical Association

アイルランドの2施設で、妊娠糖尿病と診断された510人(平均34.3歳、妊娠535件)を対象に、メトホルミンの早期開始によって血糖管理が改善するかどうかを二重盲検プラセボ対照試験で検討。主要評価項目は、インスリン開始と妊娠32週時または38週時の空腹時血糖5.1mmol/L以上の複合とした。 その結果、主要複合評価項目はメトホルミン群の150件(56.8%)、プラセボ群の167件(63.7%)の妊娠に生じ、有意な群間差はなかった[群間差-6.9%(95%CI -15.1-1.4%)、相対リスク0.89(同 0.78-1.02)、P=0.13]。事前に設定した母体の6つの副次評価項目のうち、インスリン開始までの時間、毛細管血自己測定による血糖管理および妊娠性体重増加の3つはメトホルミン群の方が優勢だった。副次評価項目の新生児の大きさは、メトホルミン群の方が小さかった。...