焦点てんかん発作に新規カリウムチャネル開口薬は有効かつ安全

焦点てんかん患者325例（平均年齢40.8歳、女性51.7％、白人91.7％）を対象に、新規カリウムチャネル開口薬XEN1101の有効性および安全性を第IIb相二重盲検並行群間用量設定プラセボ対照無作為化試験で検討。抗発作薬（ASM）1-3種類を使用しても、月4回以上の焦点起始発作（FOS）が起きている成人患者を組み入れた。有効性の主要評価項目は、ひと月に生じるFOSのベースラインからの変化率（中央値）とした。二重盲検相完遂した患者（285例）には非盲検継続試験（OLE）に参加する選択肢があった。OLEに参加しなかった患者では、安全性に関する追跡調査を行った（最終投与1週後および6週後）。 その結果、XEN1101によって用量依存的にFOS回数が減少した。ベースラインからの毎月のFOS減少率は、25mg群が52.8％（対プラセボ群P＜0.001）、20mg群が46.4％（同P＜0.001）、10mg群が33.2％（同P＝0.04）で、プラセボ群は18.2％だった。XEN1101の忍容性は全般的に良好で、治療下で発現した有害事象（TEAE）は、一般的に処方されているASMと類似していた。...