米国の限局性前立腺がん患者(31万3062例、平均68.8歳)を対象に、外照射放射線療法の実施状況をコホート研究で評価した。米国内がん患者の約72%をカバーしているNational Cancer Databaseを用いて解析し、放射線治療スケジュールを照射分割(超寡分割、中等度寡分割、通常分割)に基づいて評価した。 その結果、通常分割照射を受けた患者の割合は、2004年(76.0%)から2020年(36.6%)にかけて経時的な減少パターンが認められた(傾向のP<0.001)。一方、中等度寡分割照射は2004年(22.0%)から2020年(45.0%)に増加しており(傾向のP<0.001)、超寡分割照射も同様に2.0%から18.3%に増加した(傾向のP<0.001)。2020年までの主な放射線療法スケジュールは、低リスク群患者では超寡分割照射、中等度リスク群患者では中等度寡分割照射だった。...
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