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食道裂孔ヘルニアをメッシュで修復、13年間の再発率低下せず

2023年11月7日  JAMA Surgery

胃食道逆流症(GERD)患者を対象に、食道裂孔ヘルニア修復にメッシュを用いた場合の長期的転帰をスウェーデンの単一施設で実施した二重盲検無作為化試験の13年間の追跡調査で検討。同試験では、患者を縫合群(横隔膜裂孔を脚縫合のみで閉鎖)とメッシュ群(非吸収性メッシュを用いたテンションフリーの術式を施行)に割り付けた。主要評価項目は、10年以上経過後に放射線学的に確認された食道裂孔ヘルニア再発とした。 145例中103例から追跡調査データが得られ(回答率71%、追跡調査時の平均年齢65歳、女性53%)、メッシュ群53例、縫合群50例だった。確認された放射線学的な食道裂孔ヘルニアの再発率は、メッシュ群が38%、縫合群が31%だった(P=0.61)。...