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肥満小児のインスリン抵抗性改善に効果的な運動

2023年11月8日  JAMA Pediatrics

肥満/過体重の小児および青年の運動トレーニング様式とインスリン抵抗性マーカーの変化との関連ならびに至適運動量を系統的レビューとネットワークメタ解析で検討。有酸素トレーニング、レジスタンストレーニング、高強度インターバルトレーニング(HIIT)、またはそれらの組み合わせによる転帰を報告した無作為化試験55件(小児および青年3051例、平均年齢13.5±2.3歳、女性50.4%)を解析対象とした。 その結果、運動は空腹時インスリン値(平均差-4.38μU/mL、95%CI -5.94--2.82μU/mL)およびインスリン抵抗性を評価するHOMA-IR(同-0.87、-1.20--0.53)の低下と関連した。特にベースラインでインスリン抵抗性を認めた小児および青年で、両マーカーに非線形の関連が認められ、必要な最小運動量は1週間当たり約900-1200代謝当量・分だった。インスリン抵抗性マーカーの低下に最も効果的なトレーニング法は、HIITとレジスタンストレーニングの組み合わせ、およびコンカレントトレーニングだった。...