週1回のicodec、1日1回のデグルデクに非劣性示す

12カ国99施設で1型糖尿病患者582例を対象に、インスリンデグルデク1日1回投与と比較したインスリンicodec週1回投与の有効性と安全性を無作為化第IIIa相試験で検討（ONWARDS 6試験）。両群ともにインスリンアスパルトを併用した。主要評価項目は26週時のHbA1c値のベースラインからの変化量とし、非劣性マージンは0.3％ポイントとした。 その結果、ベースライン（icodec群7.59％、デグルデク群7.63％）からの26週時HbA1c平均変化量はicodec群－0.47％ポイント、デグルデク群－0.51％ポイント（推定治療差0.05％ポイント、95％CI －0.13-0.23）と推定され、icodecのデグルデクに対する非劣性が示された（P＝0.0065）。臨床的に重大な低血糖または重度低血糖の曝露人年当たり複合発生率はicodec群で、デグルデク群に比べ統計的有意に高かった（19.9件 vs. 10.4件、推定率比1.9、95％CI 1.5-2.3、P＜0.0001）。重篤な有害事象がicodec群の24例（8％）で39件、デグルデク群の20例（7％）で25件報告された。...