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メタボ伴うCSPNにトピラマートは有効か

2023年11月14日  JAMA Neurology

メタボリックシンドロームと特発性の感覚性末梢性ニューロパチー(CSPN)を合併した患者132例(18-80歳、BMI 30未満と30以上で層別化)を対象に、トピラマートの安全性および有効性を二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討(TopCSPN試験)。主要評価項目は、表皮内神経線維密度(IENFD)とニューロパチー特異的QOL(NQOL-DN)スコアの複合とし、トピラマートによってこの2つの低下が緩徐になるかどうかをプラセボと比較した。 その結果、Intention-to-treat(ITT)解析では、トピラマート群とプラセボ群との間に、IENFDおよびNQOL-DNスコアの年間変化量の差で非劣性が示されたが、優越性は示されなかった(IENFD:0.21本/mm、95%CI -0.43-∞、NQOL-DNスコア:-1.52点、同-∞-1.19)。Per-protocol(PP)解析では、NQOL-DNスコアで優越性が示された(-3.69点/年、95%CI -∞--0.73)。トピラマート群のIENFD変化量は、自然経過でみられる低下に比べて安定していたが、優越性は示されなかった。...