HER2陽性胃がん、免疫チェックポイント阻害薬併用でPFS改善

HER2陽性の進行胃または食道胃接合部腺がん患者698例（18歳以上、男性81％）を対象に、1次治療としてペムブロリズマブをトラスツズマブ＋標準化学療法（fluoropyrimidineおよびプラチナ製剤を含む）に併用する有効性を第III相無作為化プラセボ対照試験で検討（KEYNOTE-811試験）。2つの主要評価項目は、無増悪生存（PFS）および全生存（OS）とした。2回目以降の中間解析結果を報告する。 2回目の中間解析時点で、PFS中央値はペムブロリズマブ群が10.0カ月（95％CI 8.6-11.7）、プラセボ群が8.1カ月（同7.0-8.5）で（ハザード比0.72、同0.60-0.87、P＝0.0002）、OS中央値は20.0カ月（同17.8-23.2）および16.9カ月（同15.0-19.8）だった（ハザード比0.87、同0.72-1.06、P＝0.084）。3回目時点では、PFS中央値が10.0カ月（同8.6-12.2）および8.1カ月（同7.1-8.6）で（ハザード比0.73、同0.61-0.87）、OS中央値が20.0カ月（同17.8-22.1）および16.8カ月（同1...