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推奨値を超える妊娠期の体重増加は後年の死亡リスク増

2023年11月15日  Lancet

米国のCollaborative Perinatal Project(CPP)に1959-65年に登録された4万6042例を対象に、妊娠期の体重変化と後年の死亡との関連を前向き観察コホート研究で検討(CPP Mortality Linkage研究)。2016年まで生存状況を追跡し(追跡期間中央値52年)、妊娠前のBMI別に解析した。 その結果、2009年の全米医学アカデミーの推奨値よりも体重増加が大きい場合、妊娠前に低体重(BMI<18.5)の女性では心血管死(調整ハザード比1.84、95%CI 1.08-3.12)が増加し、全死因死亡(同1.14、0.86-1.51)と糖尿病関連死(同0.90、0.13-6.35)は増加しなかった。標準体重(BMI 18.5-24.9)の女性では全死因死亡(同1.09、1.01-1.18)と心血管死(同1.20、1.04-1.37)が増加し、糖尿病関連死(同0.95、0.61-1.47)は増加しなかった。過体重(BMI 25.0-29.9)の女性では全死因死亡(同1.12、1.01-1.24)と糖尿病関連死(同1.77、1.23-2.54)が増加し、...