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進行RET融合遺伝子陽性NSCLCにセルペルカチニブでPFSを改善

2023年11月15日  New England Journal of Medicine

進行したRET融合遺伝子陽性非小細胞肺がん(NSCLC)患者を対象に、1次治療としてのRET阻害薬セルペルカチニブの有効性と安全性を、ペムブロリズマブと併用または非併用のプラチナ製剤を含む化学療法と比較して第III相無作為化試験で検討(LIBRETTO-431試験)。主要評価項目は、盲検下独立中央判定による無増悪生存期間(PFS)とし、intention-to-treat(ITT)ペムブロリズマブ集団(対照群に割り付けられた場合に、医師がペムブロリズマブ治療を計画する患者)とITT集団全体を対象に評価した。 その結果、事前に計画された有効性の中間解析時点で、PFS中央値はセルペルカチニブ群が24.8カ月(95%CI 16.9-評価不能)、対照群が11.2カ月(同8.8-16.8)だった(進行または死亡のハザード比0.46、95%CI 0.31-0.70、P<0.001)。客観的奏効を示した患者の割合は、セルペルカチニブ群が84%、対照群が65%だった。ITT集団全体(261例)の有効性の結果は、ITTペムブロリズマブ集団と同程度だった。...