コロナ/インフル同時接種の有効性、各単独とほぼ同等

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）2価mRNAワクチン（BNT162b2 BA.4/5）および季節性インフルエンザワクチン（SIV）同時接種の各ワクチン個別接種に対する比較有効性を後ろ向き研究で検討。主要評価項目は、COVID-19関連またはインフルエンザ関連入院、救急外来（ED）/緊急医療（UC）受診、外来受診の発生率とした。 344万2996例（女性57.0％、平均65歳）を組み入れ、62万7735例がBNT162b2-bivとSIVワクチンを同時接種し、36万9423例がBNT162b2-bivのみ、244万5838例がSIVのみを接種した。年齢65歳以上の221万493例（平均75歳、女性57.9％）では、同時接種群のCOVID-19関連入院の発生率はBNT162b2-biv単独群と比較して同程度で（調整後ハザード比1.04、95％CI 0.87-1.24）、ED/UC受診（同1.12、1.02-1.23）と外来受診（同1.06、1.01-1.11）の発生率は若干高かった。年齢18-64歳の123万2503例（平均47歳、女性55.4％）では、COVID-19関連転帰...