経カテーテル三尖弁置換術で重度TRの転帰改善

中国の病院124施設のST上昇型心筋梗塞（STEMI）患者3777例を対象に、ガイドラインに沿った治療に追加した中国漢方薬Tongxinluoの臨床転帰改善効果を無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討。主要評価項目は30日間の主要有害心脳血管事象（MACCE：心臓死、心筋再梗塞、緊急冠血行再建術、脳卒中の複合）とした。 その結果、30日間にMACCEがTongxinluo群の3.4％、プラセボ群の5.2％に発生した（相対リスク0.64、95％CI 0.47-0.88、リスク差－1.8％）。心臓死（3.0％ vs. 4.2％、 同0.70、0.50-0.99、－1.2％）を含むMACCEの各項目の30日発生率もTongxinluo群の方が有意に低かった。1年後まで、Tongxinluo群はプラセボ群よりMACCE（5.3％ vs. 8.3％、ハザード比0.64、95％CI 0.49-0.82、リスク差－3.0％）および心臓死（4.5％ vs. 6.1％、同0.73、0.55-0.97、－1.6％）の発生率が低かった。薬物有害反応発生率はTongxinluo群の方がプラセボ群よりも高く（2...