父親の年齢は体外受精の生産率や周産期転帰に影響なし
凍結胚移植を受けた36歳未満の女性5万6113例を対象に、父親の年齢と体外受精・凍結胚移植後の生児出産および周産期転帰との関連を後ろ向き研究で検討。父親の年齢で6群(25歳未満、25-29歳、30-34歳、35-39歳、40-44歳、45歳以上)に分類した。 その結果、未調整解析で、生殖転帰パラメータは父親の年齢上昇に伴い有意に低下した。生産率は25-29歳(基準群)の47.9%から40歳以上で40.3%へ、臨床妊娠率は54.4%から47.8%へ低下した。一方、流産率は25-29歳の10.2%から45歳以上で13.5%へ上昇した。多変量モデルでは、これらの生殖転帰の差は有意ではなかった。より若い年齢対照との比較で、父親の高年齢は生産率低下と関連しなかった(調整後オッズ比:40-44歳0.94、95%CI 0.85-1.04、45歳以上0.93、0.79-1.10)。臨床妊娠率(同:40-44歳0.95、0.85-1.05、45歳以上0.94、0.79-1.12)および流産率(同:40-44歳1.05、0.85-1.31、45歳以上1.07、0.77-1.50)も基準群と高年齢群で同等だ...
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