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アルツハイマーの焦燥性興奮、ブレクスピプラゾールで改善

2023年12月2日  JAMA Neurology

アルツハイマー型認知症患者345例(平均年齢74.0±7.5歳、女性56.5%)を対象に、焦燥性興奮に対するブレクスピプラゾール(固定用量2mgまたは3mg/日)の有効性、安全性、忍容性を二重盲検プラセボ対照並行群間無作為化試験で検討した。 その結果、ベースラインと比較した12週時のCohen-Mansfield Agitation Inventory(興奮行動の頻度を評価する)合計スコアの改善は、ブレクスピプラゾール群(平均変化-22.6点)の方がプラセボ群(平均変化-17.3点)より有意に大きかった(最小二乗平均差-5.32、95%CI -8.77--1.87、P=0.003、Cohenのd効果量0.35)。ブレクスピプラゾール群の有害事象で、発生率が5%以上やプラセボ群より高かったものはなかった。有害事象により試験を中止した患者の割合は、ブレクスピプラゾール群5.3%、プラセボ群4.3%だった。...