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双極性障害成人のBMI増加傾向大きい

2023年12月3日  専門誌ピックアップ

Swedish National Quality Register for Bipolar Disorderで特定した双極性障害成人患者2万2127例と対照の一般集団成人7万1894人を対象に、2008-19年のBMIの長期的傾向および分布を調査。分位点回帰を用いて、双極性障害患者と一般集団でBMIの15、50、85パーセンタイルを比較した。 その結果、BMIのパ-センタイルは双極性障害群の方が高く、BMIの群間差は、50パ-センタイルで男性1.1(95%CI 0.8-1.14)、女性1.8(同1.5-2.1)だった。85パ-センタイルでは男性2.3(95%CI 1.8-2.8)、女性4.1(同3.7-4.6)で、差が最も大きかった。両群とも経時的にBMIが増加したが、双極性障害群の方が大きく増加した。BMI平均値の10年当たりの変化量は、一般集団男性0.4(95%CI 0.3-0.5)、双極性障害男性1.1(同0.7-1.4)、一般集団女性0.6(同0.5-0.7)、双極性障害女性1.4(同1.1-1.7)だった。双極性障害女性は、肥満症の有病率および増加率が最も高かった。...