1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 糖尿病にmazdutideでHbA1cと体重が減少

糖尿病にmazdutideでHbA1cと体重が減少

2023年12月3日  Diabetes Care

血糖コントロールが不十分な2型糖尿病中国人患者を対象に、GLP-1受容体とグルカゴン受容体のデュアルアゴニストmazdutideの有効性と安全性を無作為化二重盲検プラセボ対照第II相試験で検討。mazdutide 3mg(51例)、4.5mg(49例)、6mg(49例)、非盲検デュラグルチド1.5mg(50例)、またはプラセボ(51例)群に無作為化し、週1回20週間皮下投与した。 その結果、主要評価項目に規定した20週時のHbA1cのベースラインからの平均変化率は、mazdutide群で-1.41%から-1.67%の範囲だった(デュラグルチド群-1.35%、プラセボ群0.03%、プラセボ群に対しすべてP<0.0001)。mazdutide群の体重の平均変化率は、用量依存的で最大-7.1%だった(デュラグルチド群-2.7%、プラセボ群-1.4%)。mazdutide群で最も多く見られた有害事象は、下痢(36%)、食欲減退(29%)、悪心(23%)、嘔吐(14%)、低血糖[10%(プラセボ群8%)]だった。...