妊娠20-24週で中絶、生児出産リスクが15-19週の4.80倍
カナダで、病院内で発生した妊娠15-29週の中絶1万3777件を対象に、中絶時の生児出産リスクを後ろ向きコホート研究で検討。主要評価項目は中絶後の生児出産とした。 その結果、生児出産は1541件(11.2%)だった。中絶の適応としては胎児異常が多く(48.1%)、ほとんどの中絶(72.2%)が分娩誘発によるものだった。15-19週と比較して、20-24週では生児出産リスクが4.80倍(95%CI 4.20-5.48)、25-29週では1.34倍(95%CI 1.00-1.79)だった。堕胎注射(心臓内、胸腔内、羊水内)をした場合、注射をしなかった場合と比較して、生児出産リスクが57%低下した(リスク比0.43、95%CI 0.36-0.51)。心臓内または胸腔内への注射は、生児出産の回避に特に有効だった(同0.02、0.01-0.07)。...
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