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希少なEGFR変異を有するNSCLCにオシメルチニブが有効か

2023年12月11日  JAMA Oncology

エクソン20挿入変異以外の希少なEGFR変異を有する未治療の転移非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象に、一次治療のオシメルチニブの有用性を多施設共同非盲検単群第II相非無作為化試験で検討(UNICORN試験)。適格患者40例(男性55.0%、中央値72歳)で高頻度に認めた変異はG719Xが50.0%、S768Iが25.0%、L861Qが20.0%だった。主要評価項目は奏効率(ORR)とした。 その結果、ORRは55.0%、病勢コントロール率は90.0%だった。追跡期間中央値12.7カ月後の無増悪生存期間(PFS)中央値は9.4カ月だった。治療成功期間中央値は9.5カ月、全生存期間は中央値に到達せず、奏効期間中央値は22.7カ月だった。ORRは、希少なEGFR変異の単独変異を有する患者で45.5%、複合変異を有する患者で66.7%だった。グレード3-4の有害事象が27.5%で報告され、12.5%に間質性肺疾患が発現した。全有害事象が管理可能で、治療関連死はなかった。...