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HPVワクチン接種率が2種類の介入併用により上昇

2023年12月11日  JAMA Pediatrics

米国の6施設で、11-12歳児9242例(11歳児55.9%、12歳児44.1%、男児52.5%)のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種率に対して、科学的根拠に基づく2種類の介入の効果をstepped wedge要因デザインのクラスター無作為化比較試験で検討。適格児の親への喚起/再通知と、医療従事者による監査/フィードバックの2種類の介入を単独および併用で実施して評価した。主要評価項目は、適格児が各試験段階に有効回数のHPVワクチンを接種することとした。 その結果、HPVワクチン接種率は通常対応の21.9%に対して、親への喚起/再通知が34.6%、医療従事者による監査/フィードバックが30.4%、両介入の併用が39.7%だった。HPVワクチン接種のオッズは、通常対応との比較で、親への喚起/再通知(オッズ比1.56、95%CI 1.23-1.97)と両介入の併用(同2.03、1.44-2.85)で高かった。医療従事者による監査/フィードバック単独は通常対応と有意差がなかった(同1.19、0.94-1.51)。...