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結腸/直腸がんの初回手術後5年再発率は減少傾向

2023年12月12日  JAMA Oncology

国際対がん連合(UICC)分類によるステージI-IIIの大腸がん(CRC)患者3万4166例(年齢中央値70歳、男性54.3%)を対象に、初回手術後の再発率と5年以内の再発までの期間(TTR)について全国コホート研究で検討。Danish Colorectal Cancer Group(DCCG)データベースから、3つの暦期間(2004-2008年、2009-2013年、2014-2019年)に初回手術を受けたCRC患者を組み入れた。ステージ別の5年再発[再発の累積発生関数(CIF)]、初回手術の暦期間と再発リスクの関連、手術から再発までの期間を評価した。 その結果、初回手術後5年以内に7027例が再発した。3期間での結腸がん5年再発CIFは各ステージで経時的に全て低下し、直腸がんでも同様だった。ステージIIIの患者の方が、ステージIの患者よりもTTRが短かった(時間比0.30、95%CI 0.28-0.32)。スクリーニングで検出された大腸がんの方が、検出されなかったがんに比べてステージ調整後再発リスクが低かった(部分分布のハザード比0.81、同0.73-0.91)。...