血管内画像ガイド下PCIで心血管イベントが有意に減少

冠動脈疾患成人患者に対する血管内画像ガイド下経皮的冠動脈インターベンション（PCI）と血管造影ガイド下PCIの絶対的治療効果をシステマティックレビューとメタアナリシスで比較評価した。2023年8月31日までのPubMed/Medline、Embase、コクランライブラリーのデータベースを用いて、無作為化対照試験20報（1万1698例）を解析した。 その結果、血管内画像ガイド下PCIでは、心臓死（率比0.53、95％CI 0.39-0. 72）、心筋梗塞（同0.81、0.68-0.97）、ステント血栓症（同0.44、0.27-0.72）、標的血管血行再建（同0.74、0.61-0.89）、標的病変血行再建（同0.71、0.59-0.86）のリスクが低下した。全死亡（同0.81、0.64-1.02）では低下しなかった。SYNTAXリスクカテゴリーを用いると、低リスクから高リスク全体にわたって、血管内画像ガイド下では1000人あたり心臓死が23-64例、心筋梗塞が15-19例、ステント血栓症イベントが9-13例、標的血管血行再建イベントが28-38例、標的病変血行再建イベントが35-48例減...