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閉塞性睡眠時無呼吸に舌下神経刺激、心血管への影響は

2023年12月21日  専門誌ピックアップ

米国の3施設で、中等症-重症の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)患者60例を対象に、舌下神経刺激(HGNS)療法が心血管系の評価項目に及ぼす影響を二重盲検シャム対照無作為化クロスオーバー療法比較試験で検討(CARDIOSA-12試験)。HGNS装置が植込まれた重症OSA(平均無呼吸低呼吸指数33.1回/h)成人患者を組み入れ、無作為化した順序でHGNSの実療法とシャム療法(各4週間)を実施した。主要評価項目は収縮期血圧の24時間平均値の変化量とし、副次評価項目は駆出前期(PEP)と血流依存性血管拡張反応(FMD)の複合とした。 参加者は高年齢(平均67.3歳)、過体重(平均BMI 28.7)、過半数が男性(63%)だった。24時間の収縮期血圧(実治療の平均変化量-0.18mmHg、95%CI -2.21-1.84)、PEP(同0.11ミリ秒、-5.43-5.66)、FMD(同-0.17%、-1.88-1.54)には、実治療とシャム治療の間に差は認められなかった。...