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妊娠糖尿病は中-後期早産児の一般的な疾患罹病率と関連

2023年12月24日  専門誌ピックアップ

妊娠糖尿病(DM)の曝露の有無と新生児の罹病率および初期成長の関連を縦断解析で検討。早産児(在胎期間32-36週)30万1499例を対象に、妊娠DMの母親の児(DM群)と妊娠DMではない母親の児(非DM群)で健康特性を比較し、線形混合効果モデルを用いて、出生から新生児集中治療室退室までの成長の変化を比較した。 その結果、先天奇形、低血糖症、高ビリルビン血症の発生率はDM群の方が高く(P<0.001)、生後数日間に呼吸補助を要する可能性もDM群の方が高かった(P=0.02)。出生時からの体重変化率は在胎期間で異なり、生後14日時点で、在胎期間36週のDM群は体重が出生時から平均2%減少していたが、在胎期間32週のDM群は平均2.1%増加していた。回帰分析では、在胎期間で層別化した場合、DM群の方が生後1週間での体重減少速度が速かった。...