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転移・再発子宮頸がんにアテゾリズマブ追加でPFSとOS改善

2023年12月25日  Lancet

転移(病期IVB期)、残存、再発子宮頸がんに対して、アテゾリズマブと標準化学療法との併用の有効性を検討する継続中の無作為化非盲検第III相試験の報告(BEATcc試験)。欧州、日本、米国の92施設で410例を組み入れ、標準療法(シスプラチン/カルボプラチン+パクリタキセル+ベバシズマブ)群、または標準療法にアテゾリズマブ1200mgを追加する群に1対1の比率で割り付けた。主要評価項目は、無増悪生存期間(PFS)と全生存期間(OS)の2つとした。 その結果、PFS中央値は、アテゾリズマブ群が13.7カ月、標準治療群が10.4カ月だった(ハザード比0.62、95%CI 0.49-0.78、P<0.0001)。OSの中間解析で、OS中央値はそれぞれ32.1カ月と22.8カ月だった(同0.68、0.52-0.88、P=0.0046)。グレード3以上の有害事象は、アテゾリズマブ群の79%と標準治療群の75%に生じた。アテゾリズマブ群の方が、グレード1-2の下痢、関節痛、発熱、発疹が多かった。...