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DM合併CKDにフィネレノンで転帰改善、アルブミン尿抑制効果が媒介

2023年12月28日  Annals of Internal Medicine

48カ国の慢性腎臓病(CKD)と2型糖尿病(T2D)の合併患者1万2512例を対象に、非ステロイド性ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬フィネレノンによる腎リスクと心血管リスクの減少割合を国際第3相二重盲検試験2報の併合データを用いた事後媒介分析で評価した。対象患者をフィネレノンとプラセボに均等に割り付け、腎複合転帰と心血管複合転帰に対して個別の媒介分析を実施した。 その結果、ベースライン時の尿中アルブミン/クレアチニン比(UACR)中央値は514mg/gだった。UACRが30%以上低下した患者は、フィネレノン群3338例(53.2%)、プラセボ群1684例(27.0%)だった。UACR低下(連続変数として解析)が治療効果の媒介となったのは、腎転帰84%、心血管転帰37%だった。...