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低リスク骨髄異形成症候群にimetelstatが有望、P3

2023年12月29日  Lancet

赤血球造血刺激因子製剤(ESA)抵抗性で赤血球輸血を必要とする低リスク骨髄異形成症候群(LR-MDS)患者178例(男性62%)を対象に、テロメラーゼ阻害薬imetelstatの有効性および安全性を17カ国の118施設で実施された無作為化第III相プラセボ対照試験で検討(IMerge試験)。追跡期間中央値はimetelstat群19.5カ月、プラセボ群17.5カ月、治療中止率はそれぞれ77%、75%だった。主要評価項目は、8週間以上の赤血球輸血非依存性(RBC-TI)とした。 intention-to-treat解析の結果、主要評価項目達成率はimetelstat群40%(95%CI 30.9-49.3)、プラセボ群15%(同7.1-26.6)だった(差25%、95%CI 9.9-36.9、P=0.0008)。治療下で発現したグレード3-4の有害事象発生率はimetelstat群91%、プラセボ群47%で、imetelstat群で発生率が最も高かったのは好中球減少症(imetelstat群68%、プラセボ群3%)と血小板減少症(同62%、8%)だった。治療関連死は認められなかった。...