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BRCA変異保持者、乳がん後の妊娠と予後に悪影響なし

2024年1月9日  Journal of the American Medical Association

生殖細胞系列のBRCA1またはBRCA2病的バリアントを保持する若年女性4732例を対象に、乳がん後の妊娠と乳がんの予後への影響を国際多施設共同病院ベース後ろ向きコホート研究で検討。40歳以下で浸潤性乳がんと診断された女性(診断時年齢中央値35歳)を組み入れた。主要評価項目は、乳がん後の累積妊娠率と無病生存率(DFS)とした。 その結果、乳がん後、659例が1回以上妊娠し、4073例が妊娠しなかった。10年時点の累積妊娠率は22%、乳がんの診断から受胎までの期間中央値は3.5年だった。妊娠女性の45例(6.9%)が人工妊娠中絶、63例(9.7%)が自然流産した。妊娠を完了した517例(79.7%)のうち406例(91.0%)は正期産(妊娠37週以上)だった。妊娠合併症が既知だった出生児のうち、0.9%に先天性異常が見られた。DFSに有意差は認められなかった(調整後ハザード比0.99、95%CI 0.81-1.20)。...