1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 第2選択薬の非インスリン抗糖尿病薬、先天奇形増やさず

第2選択薬の非インスリン抗糖尿病薬、先天奇形増やさず

2024年1月12日  JAMA Internal Medicine

北欧4カ国、米国およびイスラエルのデータベースを用いて2型糖尿病の妊娠女性を特定。その生産児5万1826例を対象に、受胎前後に使用した第2選択薬としての非インスリン抗糖尿病薬と児の重大な先天奇形リスクの関連を多国間人口ベース観察コホート研究で検討した。妊娠90日前から妊娠第1期末までのスルホニル尿素薬、DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬、SGLT2阻害薬曝露をインスリン(実対照薬)曝露と比較し、対数2項回帰モデルを用いて、交絡因子を調整した重大な先天奇形の相対リスクおよび95%CIを推定した。 その結果、インスリンと比較した重大な先天奇形の調整後相対リスクは、スルホニル尿素薬1.18(95%CI 0.94-1.48)、DPP-4阻害薬0.83(同0.64-1.06)、GLP-1受容体作動薬0.95(同0.72-1.26)、SGLT2阻害薬0.98(同0.65-1.46)だった。...