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TBI後の頭蓋外手術と麻酔、機能と認知の転帰に悪影響

2024年1月12日  JAMA Surgery

外傷性脳損傷(TBI)患者1835例を対象に、TBI後の頭蓋外手術と麻酔への曝露が機能的および認知的転帰に及ぼす影響をコホート研究で検討。患者を合併症のない軽度TBI[CT-mTBI:グラスゴーコーマスケール(GCS)13-15およびCT検査陰性]、合併症のある軽度TBI(CT+ mTBI:GCS13-15、CT検査陽性)、中等度-重度TBI(m/sTBI:GCS3-12)に分類した。主要評価項目は、損傷後2週間および6カ月時点でのグラスゴーアウトカムスケール拡張版全損傷(GOSE-ALL)、脳損傷(GOSE-TBI)で定量化した機能的制限、および神経認知機能の転帰とした。 その結果、全体では、手術を受けた患者は受けなかった患者に比べて、2週間および6カ月時点のGOSE-ALLスコアが有意に低かった。m/sTBIおよびCT+ mTBIでは、6カ月時点で手術を受けた患者の方がGOSE-TBIスコアが有意に低く[m/sTBI患者:B=-1.11(95%CI -1.53--0.68)、CT+ mTBI患者:B=-0.39(同 -0.77--0.01)]、Trail Making Test P...