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進行乳がんの臨床危険因子、人種別集団寄与リスク率を評価

2024年1月13日  JAMA Oncology

定期的にマンモグラフィーで乳癌検診を受けている閉経前/閉経後の女性90万4615例(40-74歳、中央値57歳)を対象に、臨床危険因子に関連する進行乳癌(予後病理学的病期IIA期以上)の人種/民族別の集団寄与リスク率(PARP)を前向きコホート研究で評価した。年次検診または隔年検診計333万1740件を解析対象とした。 その結果、BMI PARPは閉経後女性(30%)が閉経前女性(22%)より大きく、特に閉経後黒人(38.6%、95%CI 32.0-44.8)、閉経後ヒスパニック/ラテン系(31.8%、同25.3-38.0)、閉経前黒人(30.3%、同17.7-42.0)は大きかった。過体重/肥満の有病率は、閉経前黒人(84.4%)、閉経後黒人(85.1%)、閉経後ヒスパニック/ラテン系(72.4%)が高かった。乳房高濃度PARPは閉経前女性(37%)が閉経後女性(24%)より高く、特に閉経前のアジア系または太平洋諸島系女性(46.6%、同37.9-54.4)、閉経前の白人女性(39.8%、同31.7-47.3)が高かった。スクリーニング間隔に対するPARPは小さかった(2.1-2.3...