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EGFR変異陽性NSCLC、CNS転移状態に関係なくオシメルチニブが有効

2024年1月16日  Journal of Clinical Oncology

上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異陽性進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者を対象とする第III相FLAURA2試験から、CNSに対する有効性をオシメルチニブ単剤と化学療法との併用を比較して報告。試験開始時に測定可能または測定不能のCNS病変を1つ以上有する患者(併用群279例中118例、単剤群278例中104例)をCNS最大解析対象集団(cFAS)、測定可能な標的CNS病変を1つ以上有する患者(併用群40例、単剤群38例)をCNS評価可能集団(cEFR)とした。 CNSの進行または死亡のハザード比は、cFASで0.58(95%CI 0.33-1.01)、試験開始時にCNS転移のない患者で0.67(同0.43-1.04)だった。cFASでのCNS客観的奏効率(ORR)は併用群が73%(同64-81)、単剤群が69%(同59-78)、CNS完全奏効率(CR)はそれぞれ59%と43%だった。cEFRでのCNS ORRはそれぞれ88%(同73-96)と87%(同72-96)、CNS CRはそれぞれ48%と16%だった。...