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尋常性乾癬のPSSDスコア、患者にとって意義ある変化閾値を同定

2024年1月18日  専門誌ピックアップ

中等症ないし重症の尋常性乾癬の成人を対象として選択的TYK2阻害薬デュークラバシチニブの有効性と安全性をプラセボおよびアプレミラストと比較した第III相多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照試験(POETYK PSO-1試験)のデータを用いて、Psoriasis Symptoms and Signs Diary(PSSD)での意味のある患者内スコア変化の閾値を検討。主要評価項目は、試験開始前から16週目までのPSSDスコアの変化量とし、Patient Global Impression of Change(PGI-C)とPatient Global Impression of Severity(PGI-S)を基準として評価した。 666例(平均年齢46.1歳、男性68.0%)を試験に組み入れ、609例の解析セットを用いて3つの閾値を同定した。試験開始前からの15点以上のスコア改善はPGI-Cに基づく意味のある患者内変化を反映した。25点のスコア改善はPGI-CとPGI-Sの両方によって裏付けられ、30点のスコア変化は乾癬の症状と徴候の改善がより大きい患者を同定した。...