強度近視の眼軸長、急速な伸長は黄斑変性のリスク高い

中国で、強度近視者（球面度数≦-6.00ジオプトリー）を対象に、眼軸伸長の軌跡および関連する視覚的転帰をコホート研究で検討。Zhongshan Ophthalmic Centre-Brien Holden Vision Institute強度近視コホートから対象者793例（年齢中央値17.8歳、女性52.7％、1586眼）を組み入れて8年間、隔年で追跡し、眼軸伸長の縦断的な軌跡を同定した。 平均眼軸伸長率は、小児・思春期児（7-18歳未満）が0.46mm/年、若年成人（18-40歳未満）が0.07mm/年、中高年成人（40-70歳）が0.13mm/年だった。安定進行、中等度進行、急速進行の軌跡が同定され、平均眼軸伸長率はそれぞれ0.02mm/年、0.12mm/年、0.38mm/年だった。8年の追跡期間で、安定進行と比較して急速進行は病的近視による黄斑変性（びまん性または斑状の網膜脈絡膜萎縮または黄斑萎縮と定義）の発症リスクが6.92倍［オッズ比6.92（95％CI 1.07-44.60）、P＝0.04］で、最高矯正視力は0.032 logMAR低かった［β＝0.032（同 0.001-...