コロナワクチン追加で月経周期遅れへの影響長い可能性
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン追加接種が月経周期に及ぼす影響を、月経周期追跡スマートフォンアプリを用いた大規模後ろ向きコホート研究で評価した。COVID-19の各ワクチン接種(1回目、2回目、3回目)について、接種後4周期目までの月経周期の長さの個人内変化をデータ収集して解析した。 その結果、1回目(7376例)と2回目(6873例)のワクチン接種を異なる月経周期で受けた場合、接種直後の月経周期(接種後最初の月経周期)は、接種前の月経周期に比べて平均0.22日(95%CI 0.06-0.39)と0.37日(同0.20-0.54)長かった。1回目と2回目を同じ周期で接種した1672例では、接種直後の周期が平均4.21日(同3.69-4.72日)も長かったが、2-4回目の接種後月経周期は接種前の周期水準に戻った。しかし、3回目(追加)ワクチン接種を受けた4768例は、接種直後の月経周期が平均1.20日(同1.00-1.40日)延長し、接種後2-4回目の周期も0.27日(同0.10-0.44日)から0.41日(同0.22-0.59日)の周期延長が持続した。...
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