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小児期に大人との良好な関係が若年成人期のストレスを軽減

2024年1月28日  JAMA Psychiatry

Boricua Youth Studyに参加したプエルトリコ人の小児2004例を対象に、若年成人期のメンタルヘルス向上に関連する幼少期の社会文化的レジリエンス(精神的回復力)因子をコホート研究で検討した。 その結果、小児期の良好な親子関係および親以外の大人のサポートが、若年成人期の自覚的ストレスの低下(β=-0.14、SE=0.02、P<0.001およびβ=-0.08、SE=0.03、P=0.003)および大うつ病性障害(MDD)/全般性不安障害(GAD)のオッズ低下(調整後オッズ比0.84、95%CI 0.73-0.97および同0.81、0.69-0.95)と関連した。小児期に感じた母親の温かみも、若年成人の自覚的ストレスの低下と関連した(β=-0.11、SE=0.02、P<0.001)。家族主義、友情、家族の宗教性などのレジリエンス因子はメンタルヘルス転帰と関連しなかった。逆境的小児期体験(ACE)はメンタルヘルス転帰不良と関連したが、レジリエンス因子はACEの防御と一致する相互作用を示さなかった。...