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コロナワクチンで非ヒスパニック系の入院傾向より改善

2024年1月27日  Chest

米国の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンの普及が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連入院/死亡傾向に及ぼす影響を、分割時系列解析で検討しヒスパニック系集団と非ヒスパニック系集団で比較した。国内4州のメイヨークリニック5施設の電子カルテデータを用い、2020年4月から2021年12月に入院したCOVID-19患者6442例を対象とした。 その結果、ワクチン普及によって、ヒスパニック系、非ヒスパニック系とも月次入院傾向が改善した。ヒスパニック系患者ではワクチン普及前の月次入院数は12.9%(95%CI 8.1-17.9)増加していたが、ワクチン普及直後に入院数が66.3%減少(同-75.6--53.9)、普及後は3.7%増加(同 0.2-7.3)した。 非ヒスパニック系患者では、ワクチン普及前の月次入院数は35.8%(同33.4-38.1)増加していたが、普及直後に入院数が75.2%減少(同-77.6--72.7)になり、普及後は5.6%増加(同4.5-6.7)した。入院傾向はワクチン普及前(p<0.001)も普及後(p<0.001)も有意だった。月次死亡傾向は...