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CVD早期発症は後の認知症リスク増加と関連

2024年2月4日  Alzheimer's & Dementia

ロンドンで実施された人口ベース縦断研究のWhitehall II試験(ベースライン1985-88年)に参加した1万308人のデータを用いて、心血管疾患(CVD)発症年齢とのちの認知症発症リスクの関連を検討。追跡期間中央値31.6年でのCVD発症率は32.1%だった。 その結果、70歳時点の認知症発症リスクは、CVD発症年齢が60歳未満群で増加したが(70歳時点でのCVD発症なし群に対するハザード比1.56、95%CI 1.18-2.08)、60歳以降群ではリスク増加が見られなかった。CVD発症者でのガイドライン推奨レベルに達している生活習慣因子(非喫煙、BMI、運動、食生活)項目数の増加は、認知症リスク低下と関連した(1項目当たりのハザード比0.73、0.59-0.92)。...