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がんの種類別に物質使用障害有病率を検討

2024年2月5日  JAMA Oncology

2015-20年の薬物使用と健康に関する全米調査(NSDUH)のデータを基に、成人の固形がんサバイバー6101例の物質使用障害(SUD)の有病率をがんの種類別に横断研究で検討した。 その結果、がんサバイバー生涯コホート全体での活動性(直近12カ月以内)のSUDの有病率は3.83±0.32%だった。がんの種類別では頭頸部がん(9.36±2.47%)、胃食道がん(9.42±5.51%)、子宮頸がん(6.24±1.41%)、黒色腫(6.20±1.34%)でSUD有病率が高かった。コホート全体および頭頸部がん、子宮頸がん、黒色腫ではアルコール使用障害が最も多く(2.78±0.26%)、胃食道がんでは大麻使用障害が最も多かった(9.42±5.51%)。直近12カ月以内にがんを診断された患者全体でのSUD有病率はがんサバイバー生涯コホートと比較して同程度で(3.81±0.74%)、頭頸部がん(18.73±10.56%)および子宮頸がん(15.70±5.35%)でのSUD有病率は高かった。...