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周産期うつ病の女性は死亡リスクが高い

2024年2月6日  British Medical Journal

スウェーデンで、周産期うつ病を発症した女性の死亡リスクが、周産期うつ病を発症しなかった女性および両親を同じくする姉妹と比較して高いかどうかを全国規模の登録に基づく研究で検討。初めて臨床的に周産期うつ病の診断を受けた女性8万6551例と、周産期うつ病でない女性86万5510例を出産時の年齢と暦年でマッチさせた。家族性の交絡因子を考慮して、両親を同じくする姉妹27万586例(周産期うつ病の女性2万4473例、周産期うつ病でない姉妹24万6113例)でも比較を実施した。主要評価項目は全死因死亡とした。 最長18年の追跡期間に、周産期うつ病の診断を受けた女性(診断時年齢中央値31.0歳)のうち522例(1000人年当たり0.82)が死亡した。周産期うつ病の女性は、そうでない女性よりも死亡リスクが高かった(調整ハザード比2.11、95%CI 1.86-2.40)。姉妹比較でも同様の関連が認められた(同2.12、1.16-3.88)。...