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コロナ前後でうつ/ADHD治療薬などの処方数変化を調査

2024年2月8日  JAMA Psychiatry

米国で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)大流行前と大流行期のうつ病、不安、注意欠如・多動性障害(ADHD)およびオピオイド使用障害(OUD)の治療薬処方件数の変化を横断研究で検討。分割時系列解析を用いて、2018年4月から2022年3月の処方トレンドの変化および変化率を比較した。 その結果、5つの薬剤クラスの処方件数は、大流行前の5150万321件から大流行期に5400万169件となった。処方者別では、全薬剤クラスで看護師の処方増加率が最も高かった(ベンゾジアゼピン系薬7%増-ブプレノルフィン含有OUD治療薬78%増)。患者の年齢および性別では、スケジュールII(C-II)の刺激薬と非刺激性ADHD薬の処方増加が20-39歳(30%増、81%増)および女性(25%増、59%増)で最も大きかった。C-IIの刺激薬と非刺激性ADHD薬のトレンドは大流行期に有意に変化し[傾き変化:1カ月当たり処方4007件(95%CI 1592-6422)、同1120件(706-1533)]、大流行発生時の初期に低下した後、大流行前のトレンドを上回った[レベル変化:処方-5万44件(95%CI -...