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コロナ1年目に頭頸部限局がんの発生率低下、米

2024年2月9日  専門誌ピックアップ

米国で、2017-20年に頭頸部がんの診断を受けた患者を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前と流行1年目の限局がんと進行がんの発生率の変化を横断研究で検討。米国がん登録(Surveillance Epidemiology and End Results)から口腔・咽頭がんおよび喉頭がんの患者数を推計した。主要評価項目は、限局がんと進行がんの10万人当たりの年間発生率、2019年から2020年までの加重平均年間変化率(%)とした。 口腔・咽頭がんの診断を受けた推定患者数は、2019年が2万1664例(男性71%、65歳以上50%)で、2020年が2万390例(男性70%、65歳以上51%)だった。全体で、10万人当たりの発生率は、2019年の11.6例から2020年には10.8例に減少した。限局がんの発生率は、2019年から2020年に8.8例(-7.9%、95%CI -7.5--8.2])に減少した。進行がんの総発生率に変化は認められなかった。...