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幼少期のデジタルメディア曝露と非定型な感覚処理との関連

2024年2月11日  JAMA Pediatrics

幼児1471例を対象にデジタルメディアへの曝露と感覚処理との関連を検討。曝露状況は生後12カ月のスクリーン視聴の有無、および生後18、24カ月の1日当たりの視聴時間を調べた。感覚処理は乳幼児感覚プロファイルを用い、生後約33カ月時の象限スコア(低登録、感覚探求、感覚過敏、感覚回避)が「定型」、「高い」、「低い」感覚関連行動を示すグループに分類した。 その結果、生後12カ月での曝露は低登録が「高い」オッズ2倍上昇と関連し(オッズ比2.05、95%CI 1.31-3.20)、感覚探求(同0.55、0.35-0.87)、感覚回避(同0.69、0.50-0.94)および低登録(同0.64、0.44-0.92)が「定型」ではなく「低い」オッズ低下と関連した。生後18カ月の曝露が増加すると感覚回避(同1.23、1.03-1.46)および低登録(同1.23、1.04-1.44)が「高い」リスクが上昇し、生後24カ月の曝露が増加すると感覚探求(同1.20、1.02-1.42)、感覚過敏(同1.25、1.05-1.49)および感覚回避(同1.21、1.03-1.42)が「高い」リスクが上昇した。...