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強迫性障害患者の主な死因は非伝染性疾患と自殺、事故

2024年2月11日  British Medical Journal

スウェーデンで、強迫性障害(OCD)患者の全死因死亡と原因別死亡のリスクを全国規模のコホート研究で検討。性別、出生年、居住地域をマッチさせたOCD患者6万1378例と非罹患者61万3780例の一般集団コホートと、OCD患者3万4085例と両親を同じくする同胞で罹患していない4万7874例の同胞コホートを中央値で8.1年追跡した。 OCD患者4787例と非罹患者3万619例が研究期間中に死亡した(粗死亡率は1000人年当たり8.1 vs. 5.1)。調整後の層別Cox比例ハザードモデルで、OCD患者は全死因死亡(ハザード比1.82、95%CI 1.76-1.89)、自然な原因による死亡(同1.31、1.27-1.37)、不自然な原因による死亡(同3.30、3.05-3.57)のリスクが高かった。自然な原因のうち、内分泌・栄養・代謝の疾患、精神疾患、行動障害、神経系・循環器系・呼吸器系・消化器系・泌尿生殖器系の疾患による死亡のリスクはOCDコホートの方が非罹患コホートよりも高かったが、新生物はOCDコホートの方が低かった。不自然な原因のうち、ハザード比が最も高かったのは自殺で、次いで事故だ...