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性腺機能低下症にテストステロン、骨折リスク抑制効果は

2024年2月12日  New England Journal of Medicine

テストステロン治療の心血管安全性を評価する無作為化プラセボ対照試験(TRAVERSE試験)に参加した45-80歳の性腺機能低下症の男性患者5204例(テストステロン群2601例、プラセボ群2603例)を対象に、テストステロンの骨折発生率抑制効果を生存時間(time-to-event)解析で検討するサブ試験を実施。患者はテストステロンジェルまたはプラセボジェルを1日1回塗布した。 その結果、中央値3.19年の追跡での臨床的骨折発生率はテストステロン群3.50%、プラセボ群2.46%だった(ハザード比1.43、95%CI 1.04-1.97)。その他の骨折評価項目のいずれにおいても、骨折発生率はテストステロン群で高いと考えられた。...