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単孔式ロボットシステムを用いたNSMの実行可能性

2024年2月13日  JAMA Surgery

両側乳房に対して組織拡張器による再建術を伴う単孔式のロボット支援下乳頭乳輪温存乳房切除術(SPrNSM)を受ける患者20例(年齢中央値40歳)を対象に、ダヴィンチSP(Intuitive Surgical社)ロボットシステムの実行可能性を症例シリーズで検討。年齢、適応症、体格指数(BMI)、乳房サイズ、手術時間、開胸手術への移行、全身合併症、術後の皮膚壊死、皮膚および乳頭乳輪複合体(NAC)の感覚を評価した。 その結果、適応は11例が乳がん高リスクによる予防的手術、9例が乳がんだった。総手術時間中央値は277分、ロボット使用時間中央値は116分だった。開胸手術へ移行した患者、および即時型合併症(血腫、切除断端陽性、再発など)は認められなかった。最初の10例では、切除後4-36カ月で全てのNACに感覚が認められた。次の10例では、術後2週間時点で、20のうち13(65%)の乳房でNACの感覚が温存されていた。...