心的外傷後の精神疾患リスク上昇は家族性因子と独立
2024年2月14日
JAMA Psychiatry
心的外傷後に発生する長期的な精神疾患発生率への家族性因子の関与をスウェーデンのコホート研究で検討。精神疾患診断歴がなく心的外傷曝露の3コホート(暴行:4万9957人、傷害:55万5314人、死別:32万1263人)を、非曝露の同胞および年齢、性別、出生地をマッチさせた非曝露集団と比較した。各コホートの追跡期間中央値は4.9年、9.1年、8.1年だった。 その結果、精神疾患リスクの上昇が曝露後1年[暴行:ハザード比4.55(95%CI 4.34-4.77)、傷害:同3.31(3.23-3.38)、死別:同2.81(2.72-2.91)]、および1年以降で見られた[同2.50(2.43-2.56)、同1.69(1.68-1.70)、同1.42(1.40-1.44))]。同胞との比較でも同様の関連が認められた[曝露後1年:同3.70(3.37-4.05)、同2.98(2.85-3.12)、同2.72(2.54-2.91)、1年以降:同1.93(1.84-2.02)、同1.51(1.48-1.53)、同1.35(1.31-1.38)]。リスク上昇は心的外傷および精神疾患の種類で異なり、性的暴行...
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